最後の300系「こだま」に乗車 


いよいよ300系も引退が近づいて来ました。
2012年3月16日を最終日として「のぞみ」が運行されますが、
その前に最後の300系「こだま」に乗車して来ました。

前日に用事があり、川崎の宮前平に宿泊した為、
東急田園都市線・宮前平駅からのスタートになりました。


今回の行程
 (東武50050系) 宮前平8:38→各停→あざみ野8:44

(横浜市営3000系) あざみ野8:48→各停→仲町台8:58

(横浜市営3000系) 仲町台9:02→各停→新横浜9:09

(JR西日本700系B12) 新横浜9:22→ひかり465号→三島9:48


(JR東海313系2500T1) 三島10:11→1429M→静岡11:15

(JR西日本300系F7) 静岡13:19→こだま650号→東京14:47


(JR東日本E4系P8) 東京17:08→MAXやまびこ195号→福島18:46



今回出会った車輛たち

        

        

今回は300系「こだま」が目的ではありましたが、
静岡にある地方鉄道の撮影も目的でした。
三島で伊豆箱根鉄道、静岡で静岡鉄道を撮影して来ました。

これで本当に300系とお別れです。


 

 営団08系宮前平8:36発半蔵門行き。東急田園都市線と相互直通運転の東京メトロの車両です。

 今回の旅行の第1号は中央林間行きで宮前平からあざみ野まで乗車。東武伊勢崎線から乗り入れの東武50050系。
 

 あざみ野駅から横浜市営地下鉄で新横浜へ。上永谷行き3000系。あざみ野駅は1面2線でブルーラインのターミナルです。
 

 新横浜へ向かう途中のセンター北・センター南・仲町台の3駅は地上を走ります。明るい中で撮影したく途中下車しました。

 2番目は湘南台行き3000系。あざみ野で乗車した右上の3000系と同じ形式も色違い。正面イラストはシンボルの「はまりん」

 新横浜駅新幹線コンコース。整備が進んで、新横浜は東海道新幹線の中でも、もっとも開発が進んだ駅のひとつ。
 

 三島まで行きます。本当は9:46発のこだま643号に乗車予定でしたが、ひかり465号が三島停車で間に合い、乗車車輛変更。
 

 三島着後に撮影した700系B12編成のひかり465号。三島で下車しました。停車中に先頭へ行って特徴ある700系を撮影。
 

 7運転席脇に書かれているJRのマークと700表記はJR西日本所有700系の証。運転席窓にはB12の編成番号が記載。

 三島を出発するひかり465号をホームの先端で撮影しました。ひかりは465号は岡山まで向かいます。
 

 三島駅南口の外観は素敵な三角屋根の駅舎。三島は何度か訪れていますが、駅の外に出たのは初めてです。
 

 3番線に熱海行きJR東海313系2600番台
N2編成が到着。313系はJR東海になってからの新製車両。

 三島は伊豆箱根鉄道駿豆線の分岐駅です。伊豆箱根鉄道は西武鉄道の傘下の為、元西武の車両も多くこの1300系も元西武。
 

 この車両は平成4年に新製投入された駿豆線では異色の存在7000系第2編成。クロスシートゆえに2編成しか投入されず。
 

 JR貨物がEF65・EF66の後継機として東海道筋に投入したEF210。最初の公募愛称として「ECO-POWER桃太郎」と命名。
 

 三島から静岡まで乗車の1429Mが到着。
313系かな?と思っていた所、国鉄からの引き継ぎ車輛の211系5000SS11編成。
 

 211系だけかと思いきや、6両編成のうち、後の3両は313系。JR東海は211系5000番台と313系2000番台の併結運用もある。
 

 沼津駅には御殿場線回りの小田急新宿行き「あさぎり4号」が停車中。
小田急20000形RSEも3月改正で引退。
 

 霞みでほとんど見えなかった富士山。
うっすらと、どうにか富士山と確認できたので撮影決行。かろうじて写りました。
 

 静岡駅で313系2000番台のクモハ313-2501
313系は私には不人気のロングシートですが、乗客も多く乗せられる事で良いのでしょう。
 

 静岡駅はたいへん大きな駅ビル。
 駅前もきれいに整備されています。
約40年ぶりの訪問で大きく変貌しました。
 

 静岡は「ちびまるこちゃん」のふるさと。
駅を降りると、ちびまるこちゃんの横断幕
「静岡市はいいねえ。」に歓迎されます。
 

 静岡駅から300m程歩いた所に静岡鉄道の新静岡駅があります。こちらも「cenova」の名称の立派な駅です。
 

 静岡鉄道は車輛の全てが1000系で統一されている。筆頭株主が東急の為か東急車両で製造。
 

 1000系はほとんど変わりありませんが、スカートの上に一部線のある車両もあるようですが、2編成しか見ていないので詳細不明。
 

 のぞみが多く通過して行きます。N700系が轟音と共に通過。静岡新幹線ホームは対面式で中央に通過線。
 

 上り新幹線ホームは5番線。こだま650号の案内。こだまは新富士・三島・小田原で通過待ちをします。
 

 こだま650号300系JR西日本所属F7編成が入線。
 これが最後の300系の旅です。
 

 300系最後の旅にもグリーン車を選びました。8号車グリーンのマークと「こだま東京」の方向幕。この方向幕ともお別れ。
 

 8号車グリーン・315-3007号車の車内。300系の間接照明は柔らかな曲線が特徴。
 こだまのグリーンは空席が目立ちました。
 

 300系グリーン車のJR西日本仕様のシートはグレーの色を基調としていました。JR東海はブラウンで、両社で若干の違いがあります。
 

 300系グリーン車8号車全景。
 まもなく使命を終える車輛。これをもってお別れです。(東京到着時撮影)
 

 静岡は茶どころ。静岡西方に茶畑は多いですが、新富士までの間にも立派な茶畑が見えました。
 

 小田原到着直前にして箱根板橋駅が見えました。箱根登山鉄道に合わせて赤色に塗装された小田急1000系が停車中。
 

 小田原を過ぎてまもなく左手に見えるのが、神奈川の中央にそびえる丹沢連山。
曇りで霞んで見えました。

 品川を過ぎてすぐに田町車両センターの脇を通過します。東京機関区跡地は建物が取り壊され再開発が始まっています。
 

 田町車両センターには183・189系や215系等今は貴重な車両も現存しています。
 両編成をかすかに見る事が出来ました。

 東京駅到着。300系の旅もこれで終わりです。スター・ウォーズの帝国兵の鉄仮面を思わせるような独特の先頭車ともお別れです。
 

 最後に乗った315-3007(JR西日本仕様)ともお別れです。
 乗った記念に車輛形式番号を記録。
 

 300系F7編成は到着後すぐに車内清掃。
折り返し「ひかり477号岡山行き」に。
 こだまに比べ乗客は多かったですね。
 

 新大阪方先頭車を見に19番線の先頭に行きました。
 運転席の頭にある検電アンテナも見収め。
 

 新大阪方には多くの鉄道ファンが集まって、300系の撮影をしていました。
 子供連れのママ鉄も結構いました。
 

 赤いテールライトをのこして300系F7編成は旅立って行きました。
 これが本当の見収めです。
 

 東京駅は現在改装中。戦災で焼失した丸ドームの優雅な屋根が現れてきています。
 本来の東京駅に生まれ変わります。
 

 今日の最後は17:08発MAXやまびこ149号。
 22番線の案内。
今回最後の新幹線乗車。
 

 ホームに上がるとE4系P8編成MAXやまびことE3系1000L53編成のつばさがすでに入線中。先月乗った編成と同じ編成にビックリ!
 

 3月改正でE2+E3つばさで275Km運転が始まるが、3編成しかない1000は最高速240Kmの為、E4系との連結に限定される。
 

 東京駅を定刻17:08出発。前回の2階と違い目線がとても低い。ホーム下の作業の為の設備もよく見えます。
 

 福島駅到着。つばさ出発と同時に、はやて107号E2系10両編成が轟音と共に通過して行きました。
 

 18:48先発のつばさ149号が山形に向けて出発しました。解放で連結部があらわに。
 右にわずかにE3系が写っています。
 

 つばさが離れて行くと自動的にE4系の連結部分のカバーが閉まります。
 今回の旅もこれで終了です。